中学不登校から高校進学を目指す

中学不登校から高校進学を目指す

平成24年度の調査によると、「不登校」が理由で年度間に連続または断続して30日以上欠席した生徒は、91,446人でした。全生徒数に占める割合は、2.56%となっています。これは、40人のクラスであれば1人は不登校の状態であるという統計結果です。ここ数年で見ると、中学生の不登校生徒数はやや減少しているようですが、まだ一定の割合の子どもが不登校であることが分かります。また、学年が高くなるほど不登校生徒は増える傾向にあります。
中学3年生にもなると、進学・進路について悩み始めることと思います。特に、夏休み前に初めて三者面談が行われる学校が多く、進学先について現実的に考え始めるきっかけになります。高校に進学するかどうか、進学したいならどの高校を希望しているかなどについては、あらかじめ親子で話し合い、希望を明確にしておきましょう。
不登校の子どもの状態にもよりますが、別室登校などで出席日数を確保し、定期テストだけは別室等で受けて内申書の最低ラインはクリアしておく、という方法もあります。この方法が取れるかどうかは、不登校となった原因や別室登校ができる状態にあるかどうかにもよります。また、学校側との協力も重要になってきます。子どもの状態や希望を見極め、学校側とも相談した上で、その子にとって最適な方法を見出しましょう。
高校によっては、内申書や出席日数などを一切問わず、面接だけで入れるところもあるようです。通信制高校や単位制高校、フリースクール(NPO法人やボランティア団体、個人が運営する民間の教育機関)など、さまざまな進学先があります。中学までは不登校でも、環境が変わればまた登校できるようになることもあります。特に、友人や教師との人間関係が不登校の原因である場合は、本人も原因がなくなれば登校できる、と期待しています。一方で、高校へ進学して環境が変わっても、また同じように登校できなくなってしまうケースも少なくありません。原因が取り除けていなかったり、理想と現実のギャップに疲れてしまったりするのです。再発した場合、罪悪感や絶望感は以前よりも大きく、より深刻な状態に陥りやすいので注意が必要です。